「参院選にマイナス」小沢氏行脚に地方組織戸惑い(読売新聞)

 資金管理団体「陸山会」の事務担当だった石川知裕衆院議員(36)らが逮捕された後も、夏の参院選に向け、精力的に地方行脚を続ける民主党の小沢一郎幹事長。

 迎える側の地方組織からは「党本部に文句を言いたいくらい」という不満も噴き出すなど、全国各地に「選挙にはマイナス」「説明責任を果たしていない」といった不満が広がっている。18日に開会した国会で活動する衆参の民主党議員の間でも、「参院選への影響は避けられない」などという声が漏れ始めた。

 18日夕、福井市で開かれた民主党福井県連のパーティー。

 参院選の立候補予定者を発表するため、この日午後、福井入りした小沢氏は、右翼の抗議活動による影響で予定より10分ほど遅れて姿を見せると、あいさつの中で「中央のメディアは私の批判ばかりしている」などと語り、会場がざわつく場面もあった。「こんなことでは参院選を戦えない。党本部に直接、文句を言いたいぐらいだ」。出席した同党系の県議の1人はそう言って険しい表情を見せた。

 石川容疑者の逮捕後、「全面的に対決したい」と東京地検特捜部に猛反発した小沢氏。その説明責任について、読売新聞が同党の47都道府県連の幹部らにアンケートしたところ、青森、千葉、新潟、静岡、大阪、熊本など16府県が「説明責任を果たしていない」「説明が不十分」などと回答した。このうち、鳥取県連の福間裕隆幹事長は「3人も逮捕されたのは異常事態。小沢さんの説明では、国民は納得できていないと思う」と語り、新潟県連の佐藤信幸幹事長は「検察と幹事長のどちらを信じればいいのか」と戸惑いを見せた。

 小沢氏の続投が参院選に与える影響については、14府県連が「マイナス」と回答。33都道府県連は「分からない」とし、「プラス」としたところはなかった。

 「参院選を仕切ってもらうには剛腕の小沢幹事長がいいが、『風』がどうなるか分からないので何とも言えない」。三重県連の幹部はそう語る。

 小沢氏は、参院選を取り仕切るため今後も精力的に地方を回る方針。小沢氏が東京地検との対決姿勢を示したことについては、28都道府県連が「支持する」としたが、2月に小沢氏を招いた会合を予定している栃木県連の関係者は「その時に捜査の動きや世論がどうなっているか。『歓迎』とも『来てほしくない』とも言えない」と歯切れが悪かった。

 参院選への影響を懸念する声に対し、この夏の参院選に臨む予定の尾立源幸参院議員は、「このような時期だから当然と言えば当然の声」と残念そう。ただ、同じ改選組で、当選1回の参院議員は「選挙が終わったばかりの衆院議員と異なり、夏に選挙を控えた我々はつらい。世論がこれ以上、厳しくならなければいいが……」と不安そうに語った。

側近逮捕にも変わらぬ支配力 小沢チルドレンは断固支持(スポーツ報知)
ハイチ大地震 医療援助で160人に派遣命令 北沢防衛相(毎日新聞)
両親連れ、1カ月以上無銭宿泊=「親孝行に見えた」53歳女を逮捕−神奈川県警(時事通信)
<脱税>不動産会社経営者ら逮捕 銀座のビル転売益申告せず(毎日新聞)
衆院 代表質問で与野党が激しいヤジ合戦 あきれる声も(毎日新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。